HEARTFUL MELODY

基本YOU TUBEに上がってる音源を貼って文章を併記するスタイルですが、YOU TUBEに1曲切り出しの形でない場合(音源フルでしか上がってない場合含む)は、画像のみの掲載とします。

BURIAL/BLASPHEMY/ALTAR

www.youtube.com

■"Relinquished Souls"BURIAL

オランダ産デスラッシュバンドの、1993年リリースの唯一のフルアルバム。幾度か再発されているアルバムだが、初出のレーベルはなんとWest Virginia。そう、HOLY MOSESのSabina Classenがやってたレーベルだ!そうとなれば何かしらのスペシャルなものを期待したくなるが、それに十分応えてくれる内容になってると思う。"Spiritual Healing"の頃のDEATHとスラッシュ期のSEPULTURAを掛け合わせたような音で、時に同郷のPESTILENCEを彷彿とさせるところも。初期デスの禍々しさとスラッシュ魂を併せ持った音で、とにかく熱い!!何よりドスの利いたヴォーカルが大変迫力ある。デス系はやはりというかなんというかヴォーカルが適当なことも多いんだけど、正統派メタルと同じくらいヴォーカルの質は重視されるべきなんですよ本当は。これだけのバンドが1枚しかアルバム出してないっていうのは本当にもったいないね。ボートラで収録の初期デモも大変美味。かなりおススメの1枚です。

www.youtube.com

■"Fallen Angel of Doom"BLASPHEMY

ウォーブラックメタルの帝王、BLASPHEMY。90年代はゴミとしか認識されてなかったはずのバンドなんだが、ここ10年のウォーブラックメタルブームで急に神格化されてきた印象がある。アルバムデビュー前のデモを聴くと、初期SODOMをギャング化させたような怖いスラッシュ/デスメタルといった印象だが、この1990年リリースのデビューアルバムではさらにグラインドコア(それも、パンクルーツに大変忠実な)の要素も加わり、デモでは間違いなくあった整合感が崩壊、本作単体では多分誰も何がなんだか分からない、ノイズ度が極めて高い内容となっている。悪いこと言わないから、このバンドはデモから順番に聴きましょう(2ndアルバムに標準仕様として併録)。デモで楽曲の輪郭をちゃんと把握した上で聴くのであれば、1990年前後のアンダーグラウンドのクレージーでデンジャラスな魅力に溢れた凄まじいアルバムとなる。ウォーブラックってこんなハチャメチャなところが起点になってるんだから、やっぱおいそれと手出しちゃいけない領域なんだな。

www.youtube.com

■"Gods of War"BLASPHEMY

1993年リリースの2作目のアルバム。前作よりは整合感が出てきたものの、やはりこれ単体では何がなんだか分からない音像は相変わらずである。自分これリアルタイムの2年後くらいのタイミングで買って聴きましたけど、当時もさっぱりワケ分かりませんでしたね。本作もデモまでさかのぼって聞いてないと理解不能の高難易度作品。しかし幸いなことに、本作は標準仕様としてそのデモ"Blood Upon the Altar"も併録されている(カセット版には入ってない模様)。なのでBLASPHEMYに初めて触れる人は、まず本作の11トラック以降の"Blood Upon the Altar"を数回聞いたうえで、1stアルバムや本2ndアルバムの本編と対峙しましょう。そうすれば逆に理解は容易のはず。一緒にこの常軌を逸したデンジャラスメタルにやられましょう。

www.youtube.com

■"Youth Against Christ"ALTAR

デモ集CDでブッ飛ばされて、早速買ってみたオランダのALTARの1994年リリースのデビューアルバム。デモで聴かせたMORBID ANGEL、DEICIDE直系のプレブルータルデスメタルが、期待通りアップデートされた姿で納められている。引き合いに出したその2バンドの禍々しさ、不穏さを後退させて、一方剛直さとマッチョ性をより強調したスタイルと言えるか。ファスト、ブラストで怒涛の如く突進するところは文句なしにカッコいいんだが、剛直さが仇となってか、スローな展開にさしかかるとやや精彩を欠く感はあるし、全体として実はキャッチー感も欠いてるのは残念。演奏力で楽しむバンドかもね。

www.youtube.com

■"Ego Art"ALTAR

1996年リリースの2作目。前作からテイストをやや変えて来ている。まずスラッシュ色を強めてる感があるし、その上でユーロデス的なウェット感、当時流行ってたグルーブメタル感、FEAR FACTORY的なモダン感など、柔軟に様々な要素を試みており、前作よりもはるかに色彩豊かな作品へと仕上がっている、結果前作で気になったキャッチー感の欠如も乗り越えているんではないか。反面こういうアルバムはストイックなデスメタルを求める人には不満が残るかもしれないが・・・。なお、ブラストの猛攻はところどころで健在なので、その辺求める人はバッチリだと思います。重々しくうねってタメた後でブラストが大炸裂するの最高です。つうかこのバンドやっぱり巧すぎ。自分は気に入りました。