VON/BESTIAL WARLUST

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"Satanic Blood"VON

アメリカのカルトブラックメタルバンド、VONのコンピレーション盤。各トラックの初出など詳しいことがよくわからないのだが、大本はデモテープであったことが一発で分かる音質の劣悪さである。1つもしくは2つのリフと、単調極まりないツタツタツービートで延々と突っ走る、ミニマルなブラックメタル…とでも表現出来るだろうか。これにもうちょっと起伏を持たせると、DARKTHRONEの3rdみたいになりそう。ただ、ミニマルといってもギターソロが入るんで、その辺でミニマルに徹せてはいないかなーという気も。このバンドのキモは、ヴォーカルかもですね。単調で怪しいバッキングの上を呪術的な咆哮やら呻きやらが延々と載っかってて、怪しさは中々。もしかしたらMAYHEMあたりもここから影響受けたのかもね。面白いっちゃー面白いんだけど、これ何回も聴く気になれるかといえば…一発芸ものかねぇ。1992年という時期を考慮しても、この頃BURZUMの1stが出てるわけですし、そちらの方が遥かに魅力を感じる。個人的には、SARCOFAGOなどとは違って、あまり持ち上げる気にならない一枚。

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”Vengeance War 'till Death”BESTIAL WARLUST

私的ウォーブラックメタル最高峰が、ついにHells Headbangersよりリイシュー!!このバンドは元レーベルModern Invationが他所に手放さす細々とリプレスを繰り返し流通させていた印象があるのですが、ここんところ見かけない状況が続いてたので、密かなブームに湧いてるウォーブラックメタルのファンにとっては、待望の再発と言えましょう。地響きのようなファストビートの中繰り広げられる阿鼻叫喚の音像は、まさしくウォーブラックと称するにふさわしいもの。死にもの狂い感満点です666!バンド名からしてBATHORYの”Bestial Lust”から取っていじったものを冠してるわけですが、音の方もBATHORYの延長と捉えるのが正しいでしょう。”Under the Sign of Blackmark"にガソリンぶっかけて火をつけると、こんな感じになるんだと思います。これを格好いいと惚れ込むか、ゴミと切り捨てるか、好き嫌いははっきり分かれる音かと思いますが、僕は勿論超大好きです。初心者は直に続けて再発になる予定の2ndアルバム”Blood & Valour”から入ったほうがいいかもね。こちらのほうが演奏まとまってるので。