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ANCIENT/ENSLAVED/FALLEN CHRIST

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◆"Det Glemte Riket"ANCIENT

名EP"Trolltaar"に、アルバムデビュー前のEP"Det glemte riket"や未発表曲を加えたコンピレーション盤。何はさておき"Trolltaar"収録曲の美しさとカッコ良さといったら筆舌に尽くしがたい。にも関わらず、追加曲でぶった切られてるのはさあ…"Trolltaar"が今やレア化しているだけに、配慮が欲しかった。まあ、Rか何かで編集して作ればいいって言われれば確かにそうなんだけど。"Det glemte riket"EP収録曲は、アルバムとは別テイク。特にGソロで倍くらいの手数を詰め込んでいる"Huldradans"は、ファンなら必聴だと思う。ラストのBLACK SABBATHカバー"Sweet Leaf"も驚くほどキマってる。初期ANCIENTってどうもショボいイメージが否めないのだけど、このコンピレーションは彼らの正当な実力を示し、そうしたものを払拭出来る内容だと思う。初めてANCIENT聴く方は、ここからでもいいかもね。

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◆"Eld"ENSLAVED

前作でもってTrymがEMPERORに持っていかれた影響は、はっきりと音に現れている。新ドラマーも充分実力派ではあるものの、あの強靭なブラストの轟きは、もうここにはない。しかし総合的な内容は、それを補ってもまだ余るものに仕上がっている。とにかく以前よりも断然キャッチーになっているのが、とても好感が持てる。いい意味でエゴイスティックなムードが減退し、スラッシュメタル要素の強いブラック/ヴァイキングメタルとしてのカッコ良さがストレートに伝わるようになった。次作からはプログレ要素が加味されていくようなので、こうしたアルバムをその前に残してくれたのは、今となってはありがたい。

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◆"Abduction Ritual"FALLEN CHRIST

USサタニックデスメタルの1996年にリリースされた唯一のアルバム。とにかく怒涛のツーバスとブラストを叩きだすドラムに圧倒される。当時ここまで速いブラスト聴かせるバンドはいなかったんじゃないかな。このドラムは後にIMMOLATIONに移籍するのだけど、そうしたムードを先取りしている点も見逃せない。しかしその辺の影響なのか、曲がやたら短い(笑)。1曲1曲の濃度は高いし、そんなショートカットなデスメタルが次々バンバンと22曲立て続けに襲い掛かってくるインパクトは中々のものなんだけど、やっぱ音楽ってのは尺がある程度取られていないと落ち着いて聴けないね。昔のUSデスメタルが好きな方は一聴の価値はあると思う。1枚で終わらせるにはちょっと勿体無かったバンドかな。

MONSTROSITY/BAL-SAGOTH

日々聞いてる音楽のブログを新たにやってみることにした。基本、雑感を書き散らすだけ。聴き専なんで演奏や曲作りの難しいことは分かりません。よろしゅう。

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◆"Imperial Doom"MONSTROSITY(2015Reissue…?)

アメリカのデスメタル隆盛期を紐解く上では絶対に欠かすことの出来ないMONSTROSITYのデビューアルバム。20年近く廃盤が続いていたけど、2015年ついに公式再発!!…なのか?ホントにこれ。ジャケットの色合いが元と全然違ってるし、アルバムタイトル思いっきり堂々と間違ってるし(Imperial Boomってなんだよ!)、ボーナストラックの1990年のでもトラックが露骨にカセットテープから起こされたものだし、リリース元もDEMISE RECORDINGなる、これまた素性が全くしれない名前だし(チリのレーベルらしい)、ライセンス表記も一切なし。色々と怪しすぎる。こういうの、バンドのFacebookで確認できればいいんだけど、去年から更新止まってるしねぇ…。まあ、いっそ海賊版と捉えればかなりいい仕上がりの一品なので、良しとします。リリース当時ダビングカセットで回ってきたものを聴いた時もそのカッチョ良さに驚いたけど、今聴いても変わらず格好良すぎる。MORBID ANGELのような肉感的なブラストビートで突進するデスメタルなのだけど、MORBID ANGELのような呪術ムードがない分、スラッシュ的なキャッチーさがより浮き彫りにされてて、聴きやすいと思う。何より、曲がいい。中々クローズアップされにくいバンドなのだけど、このアルバムは完全に古典の一つなので、デスメタルが好きなら手段を選ばずとも一度は耳にしておくべきだと思う。

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◆"A Black Moon Broods Over Lemuria"BAL-SAGOTH(2016Reissue)

バーバリアンメタルの覇者で、DRAGONFORCEにも人材を輩出しているBAL-SAGOTHのデビュー作。2作目以降は仰々しいオーケストレーションを乗せて疾走する独自のスタイルに進化していったけど、このデビュー作は(シンフォニック要素やメロディはあれど)デスメタル色が強い。ウェットながら騒々しい90年代初頭までのユーロデスが好きならば、結構楽しめるのではないだろうか。ギターソロ皆無なのが寂しいけどねー。今回聴いたのは、まさかまさかの復活を遂げた本家Cacophonous Recordsからのリマスタリング再発盤。しかしリマスタリングによって、なんか余計ガサついた音になってしまってる気がするんだが。元は音質面で難を感じるようなものではなかった気がするが…。